がん患者さんは運動していいの?タイミングと効果的な運動法を解説

「がんを患ったら、安静第一」かつてはそれが当たり前の考え方でした。

しかし、近年の研究や医療現場では、その“常識”が大きく変わりつつあります。治療中でも、無理のない範囲で体を動かすことが、体力の維持や気分の改善、さらには再発予防にもつながる可能性があるとされ、「がんと運動」の関係が今あらためて注目されているのです。

とはいえ、運動のタイミングや内容は、がんの種類や治療状況によって大きく異なります。
「どんな運動なら安心?」「治療中は控えたほうがいい?」「再発リスクに効果はある?」――そんな疑問に、専門的な視点とともにやさしくお答えしていきます。

本記事では、がん患者さんにとっての運動の効果や注意点、無理なく始められるメニュー、そして利用できる支援制度まで、わかりやすく解説します。ご自身のペースで、“体を動かす力”を、もう一度信じてみませんか?

目次

がんと運動の関係|今あらためて注目される理由

がんと運動の関係|今あらためて注目される理由

がん治療の選択肢が広がり、長期的にがんと向き合う人が増えている今、治療そのものだけでなく、治療後の「日常をどう過ごすか」も大切なテーマとなっています。

その中で近年、医療・研究の両面から注目されているのが「運動」です。

ここでは、かつての常識と現在の医療現場の捉え方を比較しながら、「がん患者さんにとっての運動」がどのように位置づけられているのかをひもといていきます

  • かつての常識「がん患者さんに運動はNG」だった?
  • 現在の医療現場での運動の位置づけとは

一つ一つ見ていきましょう。

かつての常識「がん患者さんに運動はNG」だった?

ほんの十数年前まで、がんと診断された方に対して「体を動かすのはやめておいた方がいい」「とにかく安静に」という指導が一般的でした。その背景には、治療による体力の消耗や免疫力の低下に対する慎重な姿勢がありました。特に、がんが「進行性の病気=安静が必須」と捉えられていた時代には、運動はリスクとされていたのです。

また、がん治療後の回復を支える“リハビリ”という概念も、他の病気に比べて長く見過ごされてきた歴史があります。医療現場でも、「がん=治療が終われば完了」とされることが多く、その後の生活や心身のケアに目が向けられる機会が少なかったのが現実でした。

現在の医療現場での運動の位置づけとは

近年の研究や臨床経験の蓄積により、「がんと診断された方にも、安全かつ効果的な運動がある」ことが次第に明らかになってきました。国内外のがん専門施設では、運動療法が「治療の一部」として組み込まれるケースも増えています。

たとえば、乳がんや大腸がんの術後にウォーキングや筋トレを行うことで、倦怠感や不安の軽減、QOL(生活の質)の改善につながったという報告もあります。また、一定の運動習慣が、がんの再発率を下げる可能性があると示唆する研究もあり、医学的な根拠をもとにした“運動の積極活用”が広まりつつあります。

さらに、国立がん研究センターや医療機関でも、「がんリハビリテーション」という枠組みで、専門職(理学療法士・作業療法士など)による運動支援が行われています。
運動は“自己判断でなんとなくやるもの”から、“医療的にサポートされる選択肢”へと進化しているのです。

運動ががん患者さんにもたらす効果とは?

運動ががん患者さんにもたらす効果とは?

がんと診断されると、身体的にも精神的にもさまざまな変化が訪れます。治療そのものへの不安だけでなく、体力の低下や気分の落ち込み、生活のリズムの乱れなど、多くの課題に直面する方が少なくありません。

そうした中で、運動がもたらす多面的な効果が注目されています。

ここでは、がん患者さんが運動を通じて得られる具体的なメリットについて、分野ごとにわかりやすくご紹介します。

  • 疲労感や抑うつ症状の軽減
  • 筋力・体力の回復
  • 治療中・治療後のQOL(生活の質)向上
  • がんの再発予防に関する研究

それぞれ掘り下げていきます。

疲労感や抑うつ症状の軽減

がん治療中や治療後に多くの方が訴えるのが「強い倦怠感」や「気分の落ち込み」です。これは、治療による身体への負荷や、生活の変化に起因する心理的なストレスが影響していると考えられています。

近年の研究では、軽い運動を継続的に行うことで、がん関連の疲労感や抑うつ症状が軽減されるというデータが複数報告されています。特に、ウォーキングやストレッチ、深呼吸を取り入れた動きなどが効果的とされ、“動くことで疲労がやわらぐ”という逆説的な現象が確認されています。

筋力・体力の回復

治療の影響で体力が落ちると、日常生活における動作も困難になりがちです。歩行スピードの低下、階段がつらい、立ち上がるのに時間がかかる――こうした変化は、生活の自立性にも大きく関わります。

筋肉量や持久力は、安静にしているだけでは回復しません。段階的な運動を取り入れることで、衰えた身体機能を少しずつ取り戻すことが可能です。特に、術後のリハビリや化学療法後の体力維持において、運動は“生活機能の再構築”の鍵となります。

治療中・治療後のQOL(生活の質)向上

QOL(Quality of Life)は、単なる健康状態だけでなく、「どれだけ自分らしく、満足のいく生活を送れているか」を指す概念です。

運動には、身体的なコンディションを整えるだけでなく、自信や達成感を取り戻す心理的効果もあります。「昨日より長く歩けた」「朝起きて体が軽い」といった小さな変化が、自己肯定感や生活意欲につながるのです。

また、運動を習慣化することで、睡眠の質が向上したり、食欲が安定したりと、生活全体のリズムが整いやすくなるという副次的な効果も見られます。

がんの再発予防に関する研究

「運動が再発予防につながる」と聞くと驚かれる方もいるかもしれませんが、実際にいくつかのがん種では、運動習慣と再発率・生存率に相関があることが報告されています。

たとえば、乳がんや大腸がんなどでは、適度な有酸素運動を続けることで、ホルモンや免疫のバランスが整い、再発リスクが低下する可能性があると示す研究もあります。

もちろん、がんの種類や進行度によって個人差はありますが、「日常に運動を取り入れること」が長期的な健康維持にも貢献し得るという視点は、今や多くの医療者の共通認識になりつつあります。

がんの種類や治療法によって異なる「運動のタイミング」

がんの種類や治療法によって異なる「運動のタイミング」

運動の大切さがわかっても、「いつから始めればいいのか」「治療中でも動いて大丈夫なのか」と不安に思う方は多いかもしれません。実際、運動のベストなタイミングはがんの種類や治療内容、体調の経過によって大きく異なります

ここでは、治療フェーズ別に運動との付き合い方を解説します。

  • 治療前にできること
  • 治療中の注意点(化学療法・放射線治療・手術)
  • 治療後の回復期における運動

一つ一つ整理していきます。

治療前にできること

治療開始前の時期は、これからの治療に備えて体力や筋力を「貯金」しておくことが目的となります。特に手術を予定している場合、術後の回復を早めるためにも、あらかじめ身体を整えておくことが有効とされています。

ウォーキングや軽い筋トレ、深呼吸を取り入れたストレッチなど、心肺機能や基礎体力を無理なく高める運動がおすすめです。また、すでに運動習慣がある方は、急にやめるのではなく、体調を見ながら継続しておくとよいでしょう。

重要なのは、運動の習慣を治療前から「生活の一部」にしておくことです。これが、治療後のスムーズな再開にもつながっていきます。

治療中の注意点(化学療法・放射線治療・手術)

治療中は、身体への負担が大きくなる時期です。倦怠感、吐き気、関節痛、貧血などの副作用が出やすくなるため、無理な運動は逆効果になることもあります。

この時期の運動は、「続ける」より「やめない」ことが大切です。たとえば、1日10分のストレッチや、屋内での軽い体操など、ごく短時間・低強度でも“動くこと”を意識するだけで、心身の状態が大きく違ってくるといわれています。

特に手術直後や体調が急変した場合は、医師や理学療法士に相談のうえ、安全第一で行うことが前提です。調子がいい日は少し歩いてみる、つらい日は完全に休む――そんな「波」を許容しながら、体と対話することが大切です。

治療後の回復期における運動

治療が一段落し、「少しずつ元の生活に戻していきたい」と感じる回復期は、運動を本格的に取り入れる絶好のチャンスです。この時期に体力を取り戻すことで、日常生活への復帰はもちろん、再発予防の観点からもプラスの効果が期待できます。

とはいえ、すぐに元通りの動きができるわけではありません。体力の回復には時間がかかるため、最初は散歩やゆるやかな体操からスタートし、「疲れすぎない」「翌日に残らない」程度を目安に進めましょう。

また、治療による筋力の左右差やバランスの崩れを整えるために、がんリハビリ専門のプログラムや運動指導者を活用するのも有効です。継続することで、再発への不安感や孤独感の軽減にもつながります。

どんな運動がよい?無理のない始め方とおすすめメニュー

がんの種類や治療法によって異なる「運動のタイミング」

運動ががん患者さんにもたらすさまざまな効果や、タイミングごとの注意点を見てきました。では、実際に「どんな運動から始めればよいのか?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

ここでは、がん患者さんが無理なく始めやすい運動メニューと、その選び方のポイントをご紹介します。

  • ウォーキング・ストレッチなどの軽運動から
  • ヨガやピラティスなどの心身へのアプローチ
  • 運動強度の目安と「話せるくらいの運動」がポイント

一つ一つ紹介していきます。

ウォーキング・ストレッチなどの軽運動から

はじめの一歩として取り入れやすいのが、ウォーキングやストレッチなどの「軽運動」です。歩くことは有酸素運動の基本であり、筋肉を動かしながら心肺機能も高められるシンプルな方法です。特に屋外での散歩は、日光を浴びることで気分のリフレッシュにもつながります

また、関節の可動域を広げたり、筋肉をほぐしたりするストレッチも、朝晩数分だけでも取り入れる価値があります。「今日は外に出る気力がない…」という日でも、室内でできるストレッチが心身をやさしく整えてくれます

ポイントは、“毎日やろう”と意気込まず、「今日は少し動いてみよう」くらいの感覚で始めることです。継続のハードルを下げることで、自然と習慣化が目指せます。

ヨガやピラティスなどの心身へのアプローチ

ある程度体調が安定してきたら、ヨガやピラティスなど「心と体の両方に働きかける運動」もおすすめです。これらは、呼吸・姿勢・内面の感覚に意識を向けながら行うため、単なる運動ではなく“自分の体と向き合う時間”としての効果も期待できます

特にヨガは、がん経験者向けにカスタマイズされたプログラムも多く、オンラインやDVDなどで自宅でも取り組みやすい環境が整っています。ストレスや不安を感じやすいがん治療後の生活において、“心のケア”の一環として取り入れる方も増えています

ピラティスは体幹の安定や姿勢改善に効果があり、体力が戻ってきた回復期に無理なく強度を上げていきたい方にも向いています。

運動強度の目安と「話せるくらいの運動」がポイント

どんな運動を選ぶにしても、無理のない範囲で行うことが最優先です。そのための基準としてよく使われるのが、「会話ができる程度の息切れで収まっているか」というチェックポイントです。

これを「トークテスト」といい、歩きながら普通に会話ができるなら“ちょうどよい強度”、息が上がって言葉が出ないようなら“強すぎる”という目安になります。がんの治療歴がある方は特に、疲れすぎない・残さない運動強度を意識することが重要です。

また、週に何回やるか、1回何分取り組むかなどのペース設定も大切です。たとえば「週3回・20分」「毎朝5分のストレッチから」など、“できた”を積み重ねやすい目標から始めるのが、長く続けるコツです。

がん患者さんが運動をするときの注意点

がん患者さんが運動をするときの注意点

ここまで、運動の効果や適切なタイミング、始めやすいメニューについてご紹介してきました。しかし、がん患者さんにとって運動は「よいことだからやればいい」という単純なものではありません。

ここでは、運動を行う際に必ず意識しておきたい3つの基本的な注意点を解説します。

  • 医師への相談が最優先
  • 体調の変化に敏感になること
  • 「無理しない」姿勢が何より大切

一つ一つ解説していきます。

医師への相談が最優先

まず大前提として、運動を始める前に、必ず主治医に相談することが最優先ですがんの種類や進行度、現在の治療状況、合併症の有無などによって、推奨される運動の内容や強度は大きく異なります。

また、骨転移がある場合や特定の薬剤治療中の場合は、一部の運動がリスクになるケースもあります。医師に相談することで、自分の状態に合った運動内容や注意点が明確になりますし、不安を抱えたまま始める必要もなくなります。

もし病院にリハビリスタッフやがん専門の理学療法士が在籍していれば、運動指導を含めたサポートを受けることも検討してみましょう

体調の変化に敏感になること

がん治療中・治療後の身体は、見た目以上に繊細なバランスの上に成り立っていますそのため、「昨日は大丈夫だったから今日も大丈夫」と決めつけず、その日の体調に耳を傾けることが大切です。

たとえば、以下のようなサインがあれば、無理をせず休む勇気を持つことが必要です。

  • 強いだるさや息切れがある
  • めまいや立ちくらみがする
  • 食欲が極端に落ちている
  • 関節や筋肉に異常な痛みがある

調子が良い日も、「もう少し動けそう」なところで止めるくらいがちょうどいいという意識を持つと、安全に継続しやすくなります。

「無理しない」姿勢が何より大切

がん経験者にとっての運動は、競争でも努力でもなく、「自分の心と体をいたわる時間」です。「ちゃんとやらなきゃ」「頑張らなきゃ」と気負いすぎると、疲労やモチベーションの低下、時には体調悪化にもつながりかねません。

だからこそ、“無理しない”という姿勢こそが、もっとも大切なルールです。歩ける日だけ歩く、今日は呼吸法だけ、明日はストレッチだけ…そういった柔軟さこそが、継続のコツでもあります。

周囲の人と比べたり、「こんな運動じゃ意味ないかも」と不安になったりせず、自分のペースで続けられることこそが何よりの成果です。身体だけでなく、心にもやさしい運動との向き合い方を大切にしましょう。

専門家やサポートを活用しよう|運動支援プログラム・施設の例

専門家やサポートを活用しよう|運動支援プログラム・施設の例

「運動が大切なのはわかる。でも、ひとりで続けていけるか不安…」そんな声に応えるように、がん患者さんを支える運動支援の仕組みが、少しずつ広がりを見せています

ここでは、がん患者さんが利用できる主な運動支援の種類とその特徴について紹介します。

  • がんリハビリテーションの専門施設とは
  • 医療機関と連携した運動指導の事例
  • 自治体・地域で受けられる支援

一つ一つ紹介します。

がんリハビリテーションの専門施設とは

「がんリハビリテーション」とは、がんの治療や症状によって生じる機能低下や生活の困難さに対し、回復や適応を支援する取り組みのことです。

この分野では、がんに特化した専門知識を持つ理学療法士や作業療法士、看護師などの多職種チームが、患者さんの状態に応じた運動メニューを設計し、安全かつ効果的な運動をサポートしてくれます。

たとえば以下のような内容が含まれます:

  • 手術後の機能回復(例:乳がん手術後の肩の可動域改善)
  • 治療に伴う疲労感や筋力低下へのアプローチ
  • 日常動作の再獲得や、社会復帰への支援

国立がん研究センターなど一部の拠点病院には、こうしたリハビリ専門チームが常駐しており、治療と並行して運動支援を受けられる体制が整っています。

医療機関と連携した運動指導の事例

病院によっては、外来リハビリや運動教室、訪問リハビリといった形での運動支援も行われています。近年では、「がん経験者の運動支援」を目的としたプログラムを持つ病院やクリニックも増えてきました。

たとえば:

  • 放射線治療中の疲労感軽減を目的とした軽運動プログラム
  • 術後リハビリとしての段階的筋トレサポート
  • 医師の処方に基づく「運動処方箋」の発行

いずれも共通しているのは、「医師と連携した安心感のある指導」であることです。不安があってもすぐに相談でき、その日の体調に応じて内容を調整してくれる柔軟さも魅力です。

まずは通っている医療機関で、「運動の支援を受けられる制度があるか」を尋ねてみるのも第一歩になります。

自治体・地域で受けられる支援

がん患者さん向けの運動支援は、地域レベルでも少しずつ拡大しています。

たとえば:

  • 自治体が主催する「がん経験者向けの健康教室」
  • 地域包括支援センターが窓口となる体操講座やウォーキングイベント
  • 市民体育館・公民館での低負荷エクササイズクラス

これらは、費用が抑えられているケースも多く、経済的・心理的ハードルが低いのが特徴です。また、同じ経験を持つ参加者との交流が、精神的な支えになることも少なくありません。

地域によってはNPO団体や患者会が独自に開催しているプログラムもあるため、がん相談支援センターや役所の健康福祉課などで情報収集をしてみるとよいでしょう

よくある質問|がん患者さんの運動に関する疑問Q&A

よくある質問|がん患者さんの運動に関する疑問Q&A

Q1.がんの治療中でも運動して本当に大丈夫ですか?
A.基本的には、医師の許可があれば問題ありません
ただし、体調や治療内容によって向き・不向きがあります。特に体力が落ちているときは、無理せず「その日できる範囲」で行うことが大切です。まずは主治医に相談し、「どのくらいならOKか」を確認したうえで始めましょう。

Q2.運動すればがんの再発は防げますか?
A.再発を“完全に防ぐ”ことはできませんが、リスク低減につながる可能性があります
乳がんや大腸がんなど一部のがんでは、継続的な有酸素運動が再発リスクや死亡率を下げる可能性があるという研究報告があります。ただし、食事や生活習慣全体とのバランスも重要です。

Q3.自宅でひとりでも安全にできる運動はありますか?
A.ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操などが比較的安全でおすすめです
とくに体調に波がある方は、「いつでも中断できる」「横になってもできる」運動を選ぶと安心です。YouTubeなどで「がんリハビリ運動」などと検索すると、専門家監修の動画も多数見つかります。

Q4.毎日運動したほうがいいのでしょうか?
A.毎日でなくても大丈夫です。大切なのは“継続”です
週に2〜3回、10〜20分程度の軽い運動でも効果は期待できます。「やれる日にやれるだけ」「1日おきでも十分」という考え方で、自分のペースを大切にしてください

Q5.痛みがある日も運動したほうがいいですか?
A.無理は禁物です。痛みがある日はしっかり休みましょう
がん治療中は、“我慢して動く”ことがかえって逆効果になることもあります。痛みが続く場合は、原因によって運動を制限すべきこともあるため、必ず医師に相談を。

Q6.モチベーションが続かないとき、どうすればいいですか?
A.運動を「義務」ではなく「自分へのケア」として考えてみてください
「今日は3分だけストレッチ」「座ったまま深呼吸だけでもOK」など、“できた”という小さな成功体験を重ねることが大切ですまた、日記やアプリで記録をつけたり、同じ経験を持つ人と交流できる場に参加するのも効果的です。

まとめ|運動は“前向きに生きる力”を支えてくれる

まとめ|運動は“前向きに生きる力”を支えてくれる

がんと向き合う日々には、不安や戸惑い、体の変化にともなうストレスがつきものです。そんな中で、運動はただの体力づくりではなく、「自分を取り戻す時間」や「前向きに生きる力」につながる手段として、いま注目されています。

もちろん、がんの種類や治療の状況によって、できること・できないことは人それぞれです。だからこそ、「無理なく・安心して・自分らしく続けられる運動」を見つけることが大切です。

  • 今日は5分だけ体をほぐす
  • 調子がいい日は少しだけ散歩に出てみる
  • 誰かと一緒に動いてみる

そうした小さな積み重ねが、心と体の土台をつくってくれます。そして何より、「自分のことを大切にする時間」として、運動は大きな意味を持つはずです。

もし今、少しでも体を動かしたい気持ちがあるのなら…その気持ちを、そっと応援してくれる支援や仕組みも、ちゃんとあります

焦らず、自分のペースで。運動は、がんと向き合うあなたの毎日を、そっと支えてくれる存在になってくれるはずです。

 

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